Contents
- 1 こんな人に読んでほしい
- 2 1. 引っ越しから14か月。“電気自給”を選んだ結果
- 3 2. 導入コストと「何年で元が取れるか」シミュレーションをもう少し深掘り
- 4 3. セミオフグリッドという“保険付き”スタイルをもう少し深掘り
- 5 なぜ“セミ”から始めるとラクなのか?
- 6 仕組みをもう少し具体的に
- 7 1 年で試したわが家のデータ
- 8 セミからフルへ──移行の目安
- 9 4. 見落としがちな 3 つの落とし穴(+対策をもう一歩先へ)
- 10 ① バッテリー満タン問題 ── “電気の逃げ道”が無いと発電が止まる
- 11 ② 冬の暖房は電気に不向き ── “熱”は炎と石油に任せる
- 12 5. 実際どうなの? 1日のルーティン(動画で公開)
- 13 6. よくある質問(FAQ)
- 14 Q1. 初期費用はどのくらい? 何年で元が取れますか?
- 15 Q2. セミオフグリッドで、雨や曇りが続いたとき、停電せずに過ごせる?
- 16 Q3. バッテリーの寿命と交換コスト、メンテナンスは?
- 17 まとめ ── “電気を買わない暮らし”で手に入る3つの自由
こんな人に読んでほしい
- 電気代高騰にそろそろ限界…確実に元が取れる節電策を探している
- 太陽光発電を自宅に導入するべきか迷っている
- 「オフグリッド」「セミオフグリッド」という言葉を最近よく聞くけれど、仕組みや費用が分からない
動画でチェックしたい方はこちら
1. 引っ越しから14か月。“電気自給”を選んだ結果
昨年の夏前、わが家は都市部(というほど大きな街ではないけども。。)を離れ、山あいにセルフビルドした小さな平屋へ引っ越しました。
思いきって電力会社の契約をせずに、ソーラーパネル(合計 3.5 kW)とリン酸鉄リチウム蓄電池(10 kWh)だけで暮らし始めたのです。(現在は、拡張してソーラーパネル 7 kWと、蓄電池15 kWh)
■ ビフォー/アフターで何が変わった?
- お金の話
以前は「電気代 1 万円+ガソリン代 2 万円」の合計 3 万円が毎月の固定費でした。
オフグリッド化してからは、EV への充電も含めてエネルギー支出はゼロ。(遠出する時のEV充電はかかっています)
浮いた 3 万円で、家族旅行が少し増えたり、子どもの習い事を増やせたのは正直かなり大きいです☺️ - 安心感
台風や地震で停電のニュースが流れても、バッテリー残量を確認すれば「今日は 80 % あるし大丈夫」とすぐ分かるので、慌てることもありません。 - 快適性
晴天日は発電が 6 kW を超えることもあり、エアコンも EV充電 もフル稼働。
電気を「節約」ではなく「計画的に使い切る」感覚に変わりました。
■ なぜ“完全オフグリッド”に踏み切れたのか
- 光熱費の高騰が止まらなかった
2023〜24 年の値上げラッシュで先行きに不安を覚え、固定費をゼロにしたいと思ったこと。 - 防災拠点になる家が欲しかった
南海トラフ地震の心配もありましたし、台風などで長期停電の報道を見て、「自宅で最低限の電気と水を確保できる安心」が欲しかった。 - DIY が趣味だった
パネル架台を自作し、配線を自分で引く作業そのものが楽しかった。仕組みを自分で理解できる安心感も大きいです⚒️
■ 14 か月暮らして見えた“リアルな課題とアップデート”
- 雨続きで残量 20 % を切った初冬
→ パネルを 3.5 kW から 7 kW に増設。以降、曇天が続いても 40 % を下回らなくなりました。 - 高負荷家電の同時使用でブレーカー落ち
→ 電子レンジとドライヤーを時間シフト。子どもが率先して「レンジ使うからドライヤー待つね」と声を掛けるようになり、ちょっとした省エネ教育に。 - 満充電で発電が止まる“もったいなさ”
→ 余剰電力を自動で EV に流すシステムを自社開発中。
次回動画でプロトタイプをお見せする予定です☺️
■ “電気を買わない暮らし”がくれた3つの余白
- 時間の余白 – 固定費が浮くので、あくせく働かなくても良いという安心感と自由な時間が少し増えました。
- 精神的余白 – 値上げ・停電ニュースで不安にならない“シェルター感”。
- 創造的余白 – 新しい装置や仕組みを考えるワクワクが増えた。

2. 導入コストと「何年で元が取れるか」シミュレーションをもう少し深掘り
■ 130 万円で“完全オフグリッド”にしたわが家の場合
- ソーラーパネル 7 kW … 約 50 万円(1 kW あたり 7 万円弱:メーカー直送)
- ハイブリッドインバーター … 約 25 万円(4kW 出力)
- リン酸鉄リチウム蓄電池 15 kWh … 約 50万円(1 kWh ≒ 3.2 万円)
- 配線など細々したもの … 約 5 万円
以前は 電気代 1 万円+ガソリン 2 万円=計 3 万円 を毎月払っていたので、単純計算で 3 年半(43 か月) でペイ。
■ 「セカンドハウス × オフグリッド」S さんのケース
愛知県 S さん宅は週末利用がメインのため、まず ソーラーパネル 4 kW+蓄電池 5 kWh だけを設置。
工事費込みで 約 50 万円、さらにご本人が調達したバッテリー(約 20 万円)を組み合わせ、総額 70 万円 に抑えています。
- 平日は無人なので日中の発電はほぼバッテリー充電へ(一部家電へ電気を供給)
- 週末だけ電気をフル活用しつつ、万が一はポータブル電源を使用
月々の基本料金 2,000 円+週末の電気代 7,000〜8,000 円=約 1 万円 を丸ごとカットできるため、5 年弱 で元が取れる計算。
長期停電時は“防災拠点”になる安心感もプライスレス、と話されていました。
■ コストを左右する3つのファクター
- 昼と夜、どちらで電気を使うか
- 太陽が出ている時に家電を回すほどバッテリー容量を削減でき、投資額が縮む。逆に夜はあまり使わないというパターン。
- 設置スペースと方位
- わが家は地面設置で工事費激安。ただし都市住宅は“屋根設置”となり、足場等で 20〜30 % 上乗せの可能性。
- 電気料金インフレ
- 2022〜24 年だけで家庭用単価は約 15 % 上昇。今後も上がれば“ペイバック年数”は自然に短くなる。*1
💡 豆知識:自治体によっては蓄電池・再エネ設備に 10〜30 万円の補助金が出る場合も。(*自治体によるので、電気自給ユニットが必ず補助金対象になるというわけではありません。)
申し込み時期が限られるため、「導入前に市町村サイトをチェック」が鉄則です。
*1・・・2022〜24年にかけて、家庭用規制料金は平均で約15%上昇(例:東電スタンダードSは+15.9 %)
総務省CPIでも電気代は2023年に前年同月比+20 %超で推移
3. セミオフグリッドという“保険付き”スタイルをもう少し深掘り
「まずは自給、足りなければ “借りる”」
──そんな “段階的オフグリッド” こそ、ハードルをぐっと下げてくれる入り口だと思います。
ここではわが家の実践+最新動向を交えながら、もう少し詳しく仕組みとメリットを整理してみます✏️
なぜ“セミ”から始めるとラクなのか?
- 初期コストを抑えられる
- フルオフグリッドへ一気に移行しようとすると、夜間分まで賄う大容量バッテリーが必要です。
セミ運用なら「昼はパネル+小さめバッテリー」「夜は EV or 商用電源」という組み合わせで済むため、蓄電池を 30〜50 %ほど小さくできるケースが多いです。
- フルオフグリッドへ一気に移行しようとすると、夜間分まで賄う大容量バッテリーが必要です。
- 停電リスクをほぼゼロにできる
- パネル→蓄電池→EV給電→送電網という “三重バックアップ”。
40 kWhクラスの EV(日産リーフなど) なら 1 kW 消費で約 40 時間も家を動かせます。
- パネル→蓄電池→EV給電→送電網という “三重バックアップ”。
- 心理的ハードルが低い
- 「契約を残したまま 1 年間試す → 不安がなくなったら解約」という二段階ステップは、初めての方でも安心して導入しやすいと思います。
仕組みをもう少し具体的に
| フェーズ | 何が電気を供給する? | 典型的な状況 | 操作 |
|---|---|---|---|
| ① 自給モード | 太陽光+蓄電池 | 晴れ・薄曇りの日中 | 完全自動 |
| ② EVバックアップ | EVから小規模給電1.2kW程度) | 夕方〜夜、連日の雨 | ケーブルを繋ぐだけ |
| ③ グリッド・セーフティ | 送電網(切替スイッチ) | EV残量も10 %以下・長梅雨 | レバーを「送電網」側に倒すだけ |
1 年で試したわが家のデータ
- 送電網への切替回数:0 回
- EVor発電機からの給電回数:12 回(1 回平均 5 kWh)
- バッテリー残量 20 %以下まで減った日数:延べ 10 日ほど?
→ 体感として “電気が足りない” ストレスを感じたのは年に数度レベル。
セミからフルへ──移行の目安
- 年間のグリッド使用量が 100 kWh 未満
- 切替操作が、「前回はいつしたっけ?」と感じるくらい減る
- 夜間使用分をまかなえる発電量・バッテリー容量に増設済み、もしくは省電力化
この 3 点がそろったら、思い切って電力契約を解約 ⇒ 完全オフグリッドへ移行してもいいかもしれません。
4. 見落としがちな 3 つの落とし穴(+対策をもう一歩先へ)
① バッテリー満タン問題 ── “電気の逃げ道”が無いと発電が止まる
オフグリッドでは MPPT 充電コントローラーや BMS が SoC 100 %に達した瞬間にパネルを“絞る”ため、晴天でも発電がゼロになる「クリップ(出力制限)」が頻発します。
わが家の工夫
- 昼間に EV へ 充電――ソーラー直結で 3 ~ 4 kW を吸収し、余剰を最小化します。
- 家事の“デイタイム集中”――洗濯・炊飯・掃除機を 9 〜 15 時にまとめる 。予約など可能であれば、在宅していない方でも、可能なケースもあると思います。
② 冬の暖房は電気に不向き ── “熱”は炎と石油に任せる
リチウム系でも寒冷期は受電効率が下がり、そもそも電気ヒーターは COP 1 以下=投入エネルギーがすべて熱になるだけで“増幅”しません。
わが家の工夫
- 薪ストーブ+石油ファンヒーター。夜は炎、朝の速暖はファンヒーターで 。
- 太陽高度が低い 12〜2 月は発電 20 %程度ダウン。(我が家は南向きに山があるので、影に早くなりやすい)
5. 実際どうなの? 1日のルーティン(動画で公開)
- 朝:照明・炊飯器・洗濯機
- 昼:仕事用PC・エアコン・EV充電(晴天時)
- 夜:蓄電池残量チェック → 必要ならEVから給電
- 雨/曇り:土鍋炊飯・ガス加熱で省エネ、照明は人感センサーで自動OFF

6. よくある質問(FAQ)
Q1. 初期費用はどのくらい? 何年で元が取れますか?
動画でも詳しく解説しています。人それぞれのケースで変わってくるので、一概に言えませんが、実例で行くと。。
- 完全オフグリッド(7 kWパネル+15 kWh蓄電池)
初期投資:約 130万円 ▶︎ 回収目安 約3.5年 - セミオフグリッド(4 kWパネル+5 kWh蓄電池)
初期投資:約 70万円 ▶︎ 回収目安 約5年 - ポイント:昼間に電気を多く使うほど回収期間は短縮。
Q2. セミオフグリッドで、雨や曇りが続いたとき、停電せずに過ごせる?
- 曇天でも パネルは定格の約25%発電。
- 不足分は
① 蓄電池 → ② EV給電 → ③ 送電網 or 発電機(最終手段)
の3段階バックアップ。 - 普段から 「昼にEV充電・洗濯・炊飯」 でバッテリーを温存すると安心。
Q3. バッテリーの寿命と交換コスト、メンテナンスは?
- 採用品:リン酸鉄リチウム(LiFePO₄)
→ 3,500〜6,000サイクル=8〜12年使用可。 - 交換費用:5 kWh級で 約20万円前後(今の市価。何年かするともっと安くなるかも)。
- メンテ:年1回の端子の点検や増し締め程度。
まとめ ── “電気を買わない暮らし”で手に入る3つの自由
- お金の自由
- 毎月3万円の光熱費が0円に。浮いたお金で旅行や子どもの習い事が実現。
- 完全オフグリッドでも約3年半、セミオフグリッドなら約5年で初期投資を回収できるメド。
- 心の自由
- 台風や地震の停電ニュースでも「我が家は電気自給できる」という安心感。
- “三重バックアップ”(蓄電池→EV→送電網)で“電気が尽きる恐怖”から解放。
- 暮らし方の自由
- 昼に電気を使い切る発想で、節約ではなく“使い倒す”楽しさへシフト。
- DIY や省エネの工夫がそのまま“家をアップデートする遊び”になる。
あなたも一緒にやってみませんか?
- まずは セミオフグリッドで1年間テスト運用 → 不安ゼロになったら完全移行。
- 設置可否やコストを知りたい方は、ページ下部のフォームから気軽にご相談ください。
「電気を“買う”から“つくる”へ」――あなたの家計と暮らしに、思いがけない余白が生まれるかもしれません。
🍀2013年からDIY太陽光発電の実績多数 ISOLA株式会社🍀
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