ペロブスカイト太陽電池の世界記録を7回も更新。Renshine Solarを調査

中国のスタートアップ、Renshine Solar社が、ペロブスカイト太陽電池の変換効率で世界記録を7回も更新したそうです😯


しかも、生産工場も今年の1月から操業しているようです。
本当に?と思いますが、これが進んでいくと、ペロブスカイト太陽電池の商業化も中国が先に進めていく形になるのでは?🤔

低価格で、高効率で、軽量なペロブスカイト太陽電池。
このまま行くと、また、中国主導で進んでいきそうだけど、心配し過ぎでしょうか。。


中国の太陽光発電メーカーRenshine Solar社とは?

Renshine Solar公式ページより

ここでは、Renshine Solar社(以下、レンシャインソーラー)について調査したことをまとめて、お伝えしたいと思います。

概要

レンシャインソーラー(Renshine Solar Energy Co., Ltd.)は、中国江蘇省無錫市に拠点を置く太陽光発電モジュールのメーカーです。
2006年に設立され、単結晶シリコン太陽電池、高効率太陽電池モジュール、太陽光発電システムの研究開発、製造、販売を行っています。

製品とサービス

レンシャインソーラーは、以下の製品とサービスを提供しています。

  • 単結晶シリコン太陽電池: 高変換効率、長寿命、高い安定性が特徴とのこと。
  • 高効率太陽電池モジュール: PERC技術、ハーフセル技術、多バスバー技術など、最新技術を採用したモジュールを提供。
  • 太陽光発電システム: 住宅用、商業用、産業用など、様々な規模のシステムを提供。

市場シェアと競合

レンシャインソーラーは、中国国内でトップ10に入る太陽光発電モジュールメーカーです。
2022年の出荷量は約5GWで、世界シェアは約2%。
主要な競合相手は、JinkoSolar、Longi Solar、Trina Solarなどです。日本でもおなじみですね。

技術力と革新

レンシャインソーラーは、技術開発に積極的に投資しており、複数の国家級技術センターと研究所を設立しているようです。PERC技術、ハーフセル技術、多バスバー技術など、最新技術を積極的に導入し、高効率な太陽光発電モジュールの開発に取り組んでいます。

参照元


【ペロブスカイト太陽電池の課題】


高い変換効率と低コストの製造プロセスで注目を集めている太陽電池技術ですが、商業化に向けていくつかの課題があります。

耐久性

ペロブスカイト太陽電池は、湿気や高温などの環境条件に対して十分な耐久性を示していません。これが一番の課題とも言われています。
Renshine Solarはこれをクリアしているのかな?🤔

スケーラビリティ

実験室規模で高効率を達成しても、大規模生産に移行する際に同じ性能を維持することが大切です📈

他にもありますが、主にこの2つが商業化の壁になっていると言われています。


【ペロブスカイト太陽電池の優位性】

ペロブスカイト太陽電池は、従来のシリコン太陽電池と比べて、さまざまな優位性を持っていると言われています✨
以下にまとめてみました。

高いエネルギー変換効率

ペロブスカイト太陽電池は、理論上30%を超える変換効率が期待されています。これは、シリコン太陽電池の理論限界である29%を超える値です。

実際に、2023年には、変換効率29.52%を達成したペロブスカイト太陽電池が開発されています。
それは、英国オックスフォード大学とサウジアラビアのKAUST大学の研究チームによって開発されました。

低コストで製造可能

ペロブスカイト太陽電池は、溶液塗布法などの簡易な製造方法で生産できるため、シリコン太陽電池よりも低コストで製造できると期待されています。
また、原料となるペロブスカイト鉱物は比較的豊富に存在するため、資源枯渇の心配も少ないと言われています🌍

ペロブスカイト(rt395mineralsjp.com)

軽量で柔軟な太陽電池

ペロブスカイト太陽電池は、プラスチックフィルムなどの軽量な基板に作製することができるため、従来のシリコン太陽電池よりも軽くて、柔軟な太陽電池を作ることができます。
これによって、建物の屋根や自動車の車体など、さまざまな場所に太陽電池を設置することを可能にします🏚️

色彩設計の自由度

ペロブスカイト材料の組成を変えることで、太陽電池の色を変えることができます。
これは、景観に配慮した太陽電池の開発や、デザイン性が高い太陽電池など、新たな用途の開発につながると期待されています🌈

タンデム太陽電池への応用

ペロブスカイト太陽電池は、シリコン太陽電池と組み合わせることで、タンデム太陽電池を作製することができます。
タンデム太陽電池は、タンデム太陽電池とは、2つの異なる半導体材料を組み合わせた太陽電池です。
一枚分の面積で、異なる波長の光を吸収し、発電するため、エネルギー変換効率を向上させることができます🔋


ペロブスカイト太陽電池の期待されること

先にもお伝えしたように、ペロブスカイト太陽電池は、従来のシリコン太陽電池を超える性能を持つ次世代太陽電池として、大きな期待を集めています。

性能がいいことはもちろんですが、安く作れる可能性が高いということで、再生可能エネルギーのコスト低減にも役に立つとされています。
そうなれば、太陽光発電は、すべての人の手の届きやすい、クリーンなエネルギーとなっていけそうです🌍️

また、軽量で柔軟な特性と、色彩設計の自由度を活かして、建物や車体と一体化させたりすることも出来ます。
デザイン的に優れた、おしゃれなものも増えてくる可能性がありますね😀

太陽電池をプリンターで印刷なんていうのも、夢物語ではなくなってきています。


ペロブスカイト太陽電池は日本発の太陽電池

日本の筑波大学の宮坂力教授(現在は桐蔭横浜大学)の研究グループが2009年頃にペロブスカイト結晶構造を用いた太陽電池の原型となる論文を発表。
当時の変換効率は3.8%だったらしいです。

が、2012年、宮坂力教授の研究チームが、変換効率10.1%のペロブスカイト太陽電池を開発し、世界初の高効率ペロブスカイト太陽電池として注目を集め、多くの研究機関や企業が研究開発に参入するきっかけを作ったとされています。

日本発の技術とも言われる、ペロブスカイト太陽電池🗾

日本企業にも頑張ってほしいですね🤗


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