今回はソーラー充電コンシェルジュでも使用しているチャージコントローラーe-smart3のスマホ連携の方法について解説していきます。📱🌞
e-smart3は、とても扱いやすいチャージコントローラーなので、ソーラー充電コンシェルジュでも採用しています。
スマホ連携で出先でも発電状況をチェックしたり出来ますので、フル活用してソーラー生活を充実させましょう。
設定と接続のガイド
この解説ブログの前提条件について
今回は、当社のソーラーEV充電システムを使っていることを前提に話を進めていきます。
ご自分で組まれている場合は、違う設定であったり、環境が違って同じように出来なかったり、設定のミスによっては事故につながる可能性もあります。
また、稀にe-smart3の模倣品やバージョン違いもあるようですので、そういった場合は、接続が出来ない場合もあります。
ご心配な方は技術相談サポートというサービスもありますので、そちらをご利用ください。
環境に合わせたアドバイスをいたします。
チャージコントローラーへWifiモジュールを取り付ける
WiFiモジュールをまずは、チャージコントローラー(e-smart3のことです。チャージコントローラーと表記します。)に取り付けましょう。
チャージコントローラーの電源が入っていない場合は電源を入れておきましょう。
これ以降、チャージコントローラーの電源は入っているものとして説明を進めていきます。
アプリのインストール
接続が完了したら、次はスマートフォンのアプリをダウンロードします。
AndroidとiPhoneがありますが、Androidの方で説明をしていきます。
iPhoneもほぼ同じようなやり方で可能です。
iPhoneアプリインストールページ
インストールすると、許可を聞かれるものがありますが、すべて許可しなくても使えます。
アカウントの作成
SolarMateというアプリは基本的にアカウントを作ることが前提となっています。
アカウントの登録は、メールアドレスか、電話番号で登録が出来ます。
メールアドレスで登録
任意のメールアドレスとパスワードを入力。
この時、前もって、パスワードも入力しておくと、早い。
Get verification code を押すと、メールにコードが届くので、それを入力。
確認コードを秒数カウント内に入力してRegisterを押します。
忘れないように、メールアドレスとパスワードはどこかに書き留めておきましょう。
チャージコントローラーの登録
次にチャージコントローラーをセットアップしていきます。
Cloud Monitorを押して選択します。
Newを押します。
チャージコントローラーがある場所に届いているwi-fiの名前とパスワードを登録します。
⚠スマートフォンなどのアクセスポイントなどは利用できません。
START CONFIGを押すと読みこみ画面に移行するので、
この画面が出たら、Wifiモジュールの左ボタン”Setup”を長押しして、アプリとチャージコントローラーを連携させる。
連携する前は”Link”と書かれたブルーLEDは点滅状態だが、連携が正常に完了するとブルーLEDが点灯状態に変化する。
また、アプリ画面にSuccessが出てきて、設定が完了したことが表示される。
System Binding successful!が表示されたら、確定を押します。
チャージコントローラーを選びます。
複数のチャージコントローラーを登録することも可能です。
オレンジ色になっているものが通信可能なチャージコントローラーを表しています。
これで接続が完了しました。発電状況などが確認できると思います。
チャージコントローラーの設定は、出荷前に当社で行っているため、基本的に設定を変更する必要はありません。
個別で設定値などを相談されたい場合は、技術相談サポートをご利用ください。
チャージコントローラーとスマホの連携が済んだ後
チャージコントローラーとスマホの連携が済んだ後は、List Dataボタンを押せば、チャージコントローラーを選ぶ画面が出てきますので、そこからチャージコントローラーの状態を遠隔で確認することができます。
アプリ操作のデモ
この章では、Solar mateのアプリケーションの操作のデモを行いたいと思います。
こちらはメイン画面です。
それぞれ、以下のようにアプリ画面を切り替えることが出来ます。
- ソーラーパネルの発電量などが分かります
- バッテリーの充電状態や充電電流値、電圧が確認できます(ソーラーEV充電システムの場合はインバーターへの放電電流値、放電電圧とも見ることができます)
- コンセントの電気の使用が許可されているか、どうかが判断できます。(ソーラーEV充電システム以外の場合は、LOAD端子からの電気を消費しているか、消費電力、消費電流値などが分かります)
- 発電量が確認できます
- ソーラーEV充電システムの場合は、コンセントの電気使用の許可設定ができます。(ソーラーEV充電システム以外の場合は、LOAD端子からの電気の使用を切り替える設定が出来ます。)
- 設定値変更画面です
それぞれの画面について章立てして解説していきます。
①ソーラーパネル画面
現在のソーラーパネルの発電電圧値、発電電流値が黄色の文字で表示されています。
Working Modeは、現在の充電モードが表示されています。
Stanby、CC、CV、CFとそれぞれあり、バッテリーの充電状態や、ソーラーパネルの発電量によってチャージコントローラーが充電モードを自動的に切り替えます。
Stanby・・・充電をしていない状態です。
CC・・・一番効率よく充電をしている状態です。
CV・・・通常レベルで充電をしている状態です。
CF・・・バッテリーにとって負荷が少ないレベルで充電をしている状態です。
②バッテリー画面
バッテリーの充電電圧、充電電流値が緑色の文字で表示されています。
この電圧値と電流値はチャージコントローラーのバッテリー端子から出ていく数値になります。
ですのでソーラーEV充電システムの場合は、バッテリーへ流れる電流だけでなく、インバーターへの放電電流値、放電電圧値とも見ることができます。
③Load端子画面
ここでは、あくまでもソーラーEV充電システムに限った説明とさせていただきます。
チャージコントローラーの配線の仕方や使い方によっては、数値の意味合いが変わってきますので、ソーラーEV充電システム以外で、詳しい情報を知りたい方は技術相談サポートをご利用ください。
家のマークによって、電気の使用を許可しているか、どうかがわかります。
電気使用を許可している場合は、上記の画像のように、ON Modeと表示され電球が水色の表示になっています。
電気仕様を許可していない場合は、下記の画像のように、OFF Modeと表示され電球が黒色の表示になっています。
この許可する許可しないの設定は⑤番の画面で変更することが可能です。
その他、ソーラーEV充電システムではあまり関係がありませんが、LOAD端子の電圧、電流値が水色の文字で表示されています。
ソーラーEV充電が始まらないと思った時はまずこの画面をチェックすると良いでしょう。
④発電量確認画面
この画面では発電量とLoad端子の消費電力、月別の発電量と消費電力が確認できます。
ソーラーEV充電システムではLoad端子から消費電力を正確に算出することができないため、ここに表示される消費電力は参考になりません。
⑤電気使用の許可の設定画面
コンセントの電気使用の許可の設定を変更できる画面です。
基本的にはON Mode、OFF Modeで切り替えます。
その他にも、ソーラーパネルの発電電圧によって切り替えるモード(Light PV control mode)、ソーラーパネルの発電電圧と時間によって切り替えるモード(Time & Light PV control mode)、時間によって切り替えるモード(Dual-timer interval control mode)があります。
日没や日の出も季節によって時間が変わるため、日中のソーラーパネルの電気をそのまま使おうという構成のソーラーEV充電システムにはあまり向いている機能ではありません。
よって、基本的にはON Modeのままにしておくことが多いと思います。
⑥設定変更画面
保護回路の作動する電圧などを変更したりする設定変更画面です。
チャージコントローラーの設定は、出荷前に当社で行っているため、基本的に設定を変更する必要はありません。
事故や故障の原因になる可能性もありますので、設定値は基本的に変えずにご使用ください。
また、”Restore factory”を押した場合、工場出荷の初期設定になります。
当社の推奨する設定値ではありませんので事故や故障の原因になる可能性もあります。
設定値は基本的に変えずにご使用ください。
トラブルシューティング
ここではよく見られるトラブルシューティングの例をいくつか出します。
もし、この他のトラブル例があり、困っている場合は技術相談サポートをご利用ください。
チャージコントローラーとスマホの接続がうまく行かない場合
チャージコントローラーとスマホの接続がうまく行かない場合は、違うWifiのチャンネルにスマホの接続先を変えてみるとつながる場合があります。
一度、接続を試みてうまく行かない場合は、この画面で違うWifiチャンネルを登録してみましょう。
また、wi-fiチャンネルのパスワードは長くて複雑なため打ち間違いしやすく、パスワードが正確に入力されていないため繋がらない時もあります。
パスワードを今一度確認して間違いがないように入力しましょう。
今までチャージコントローラーにアクセスできていたのに、アクセスできなくなった
まず、Wifiモジュールの左ボタン”Setup”の青色LEDが、点滅状態になっていないか確認します。
点滅状態になっている場合は、チャージコントローラーがwi-fiにアクセスされていない状態になっています。(正常にアクセスできている場合は青色LEDは点灯状態です)
この場合、チャージコントローラーとスマホの連携のし直しが必要です。
「New」を押して設定をし直してみましょう。
ログインできない、ログインパスワードを忘れた
これはアプリ側の問題ですが、キャッシュが削除された時など自動ログインできない時があります。
その際に、設定の時に使ったメールアドレス、ログインパスワードを覚えていれば、そこからログインし直すことができます。
もしパスワードを忘れるなどした場合は新しくアカウントを作るためにサインアップし直しましょう。
自動ログイン出来ずに、新しくアカウントを作るために、signupし直しても、発電データーや設定はチャージコントローラー内に保存されているので、安心してください。
パスワードを替えたとしても、アクセスするチャージコントローラーが同じなら、特に影響はありません。
タイムアウトなどの表示が出て接続がうまくいかない
タイムアウトなどの表示が出て接続がうまくいかない時は一旦アプリを終了させて、もう一度アプリを立ち上げるとうまくいきます。
まとめ
今回はソーラー充電コンシェルジュでも使用しているチャージコントローラーe-smart3のスマホ連携の方法について解説しました。
Solar Mateは若干扱いにくいところもあるアプリですが、e-smart3と、スマホを連携させれば外出先でも発電状況をチェックし、遠隔でソーラーEV充電を終了させることもできます。
困ったことなどがありましたらコメントやメッセージをください。
ありがとうございました😀